熊野古道紀伊路トレッキング

土曜の天気予報は何とも微妙で、北陸辺りは晴れるらしいけどちょっと遠い。自宅周辺の予報は終日曇り、と予報するサイトもあれば午後から雨、と予報するサイトもある。いずれにしても午前中は持つだろうと期待し、近場で熊野古道・紀伊路の海南～有田間を歩いてみたのだが…

JR海南駅東口に駐車。250円/日。安っす！



JR海南駅から歩きだす。


　
熊野聖域への入り口、祓戸王子跡から古道歩きスタート。



格式の高い五体王子のひとつ、藤白王子（藤白神社）の藤白王子権現本堂。本地垂迹説に基づき、神社だけど仏像が祭られているとか。



万葉の悲劇のプリンス、有間皇子の墓碑。
「家にあらば 笱に盛る飯を草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る」



紀伊路最初の難所、藤白坂を登っていく



峠にある藤代塔下王子（地蔵峰寺）



下津に降りて所坂王子（橘本神社）。常世の国（海のかなたにあるとされた異郷）からみかんの原種を持ち帰ったと・・・（古事記・日本書記）



一壺王子（山路王子神社）の泣き相撲土俵



道端の紫陽花



激坂の蕪坂を拝の峠へ登っていく。



万葉歌碑のある峠



峠を越えると眼下に有田川の街並みが見えてくる。古の旅人も見た光景。



くまの古道ふれあい広場。本居宣長が有田を訪れた際に有田川を見て詠んだ歌碑がある。
「山遠くこえこしかひも有田川見渡し清き瀬々の白波」



無人駅の紀伊宮原駅でゴール。



結果的には朝の出発直後から降り出し、山越え区間は結構な雨、むしろ下山後の午後から晴れ間も・・・なんなん？（笑）